季節の刻

菅 木志雄 新作展

板室温泉大黒屋では、2017年11月1日(水)より11月29日(水)まで、菅木志雄による新作展を開催いたします。

菅は60年代後半から70年代に日本の現代美術で起きた大きな動向「もの派」の代表作家の一人として、現在も国内外で高い評価を受けています。2015年には東京都現代美術館、ヴァンジ彫刻庭園美術館での2つの大規模な個展を同時期開催し大きな話題となり、第57回毎日芸術賞を受賞。
近年は国際的に大きな展覧会を開催しており、ミラノのPirelli HangarBicoccaでの個展をはじめニューヨークのDia:Chelseaでの個展、また本年は第57回ベネチアビエンナーレ「VIVA ARTE VIVA」の出展作家として選出されるなどその活躍は枚挙に暇がありません。
大黒屋では1991年に庭「天の点景」の制作と個展を開催してから26年、定期的に展覧会を開催。2002年からは新作展を毎年1回、月を変えて12回(12年間)2014年1月まで開催してまいりました。その間に敷地内に5つの庭「天の点景」「間の相景」「空聞見石庭」「風の耕路」「集空庭」 が完成、2008年には作品を常設展示するスペース「菅木志雄倉庫美術館」を開館いたしました。 また、旅館経営としても菅の思想哲学を場つくりに取り入れ現在に至っています。

本展は 2015年の新作展以来大黒屋での個展としては16回目の開催となり、およそ20点の新作を発表致します。ギャラリーや美術館とは違い、生活空間の中で一体となりながら菅の最新作をご覧頂ける貴重な機会です。
是非多くの方々にご覧いただきたいと思います。
 
 
 
 
プレスリリース
展覧会情報、作品画像等は大黒屋Blogにて更新しております
 
【菅木志雄 倉庫美術館について】
開館時間:毎日10:00 – 11:00(予約制)
菅が制作した5つの庭のインスタレーションも含めた菅作品鑑賞ツアーを行っております。
*ツアー時間外の観覧希望については事前にお電話でお問い合わせください。