季節の刻

磯飛 節子 展

板室温泉大黒屋では、2018年6月1日(金)より6月29日(金)まで、竹作家 磯飛節子の個展を開催いたします。

磯飛節子は、日本有数の竹工芸の町である栃木県大田原市に住まい、日本伝統工芸展で日本工芸会総裁賞を受賞するなど注目を集める女流作家です。近年は、シカゴのSOFAアートフェアでの個展や、ニューヨークのメトロポリタン美術館での展示など活躍の場を国際的に広げています。
磯飛の作品は、細く薄く成形して濃淡を付け染め分けた竹ひごを、伝統的な編み方と独自の技法を組み合わせることで奥行きを感じさせる作品を制作。繊細で妥協のない作品は爽やかさの中に凛とした彼女特有の美意識を感じます。
本展では、2017年に日本伝統工芸展に出品された巻編盛籃「花筏」、東日本伝統工芸展で日本工芸会東日本支部長賞を受賞した千筋捻花籃「光立つ」などの大作をはじめ、花籃、盛籃、うつわなど普段使いの作品、およそ50点を展示いたします。多彩な作品を御覧いただける貴重な機会、是非ご高覧ください。
 
 
 
*6月18日(月)20時からサロンにてアートを語る会(アーティストトーク)を行ないます。
*作家在廊予定日:6/1、毎週土・日曜日の予定
*展覧会情報、作品画像等は大黒屋Blogにて更新しております。
*プレスリリース
 


 
 
 
竹工芸の道に入り22年が経ちました。
竹は強靭でしなやかな植物です。
素材である竹と対峙し声を聞きながら、竹ならではの直線、曲線、その集合によって造られた空間を意識して日々制作しています。
工芸の魅力は見て楽しみ、使っても楽しめるところだと思います。
今回は暮らしの中でも楽しめる作品を準備いたしました。

磯飛 節子