季節の刻
松岡 信夫展
板室温泉大黒屋では、2020年4月3日(金)より4月29日(水)まで、松岡信夫展を開催致します。およそ4年ぶりとなる大黒屋での個展は今回で3回目になります。
松岡は、京都府生まれ、京都市立美術大学(京都市立芸術大学)を卒業後、ディスプレイ会社で店舗の、ウィンドウの演出に携わったのち、鉄の素材としての純粋さに心惹かれ、鉄の仕事を通して、芸術表現と日常用具との橋渡しを目指し、作家として制作活動に転向。現代の暮らしの中から新しい生活の装具を生み出すスタイルを構築し、これまでに多くの店舗、公共施設、また個人宅の内外装など幅広く手掛けてきました。
「私の仕事はロートアイアン。鉄を鋳造して鍛え、生活に彩りを与える造形を生み出す仕事。鉄に熱を加え、曲げ、叩くなどの力を加えると、鉄本来の表情があらわれる。その表情と自分の思い描く形を一体化できたとき、力強い作品が生まれる。自然のなかで錆びて変化したものにも鉄本来の美しい姿があり、私はそれを利用して花器や照明も制作する。木やガラスも鉄と同じ感覚で素材自体が持っている魅力ある形を引き出し、鉄と結びつけることで新しい世界を表現している」
松岡 信夫
今回の個展では、花器、照明、テーブルや椅子、オブジェなどおよそ150点。サロン空間を存分に使い展示致します。松岡信夫の鉄の仕事、この機会にぜひご高覧ください。
*展覧会情報、作品画像は大黒屋BLOGにて更新しております。