季節の刻

吉村 昌也 展

板室温泉大黒屋では2018年5月1日(火)より5月30日(水)まで、陶芸家 吉村昌也の個展を開催いたします。

茨城県笠間市に工房をかまえ、化粧土を用いて白い肌をつくる粉引の名手として知られる吉村さんは、粉引の発祥といわれる李氏朝鮮時代の作品に影響を受けたといいます。
本展では李朝時代に製作された高台をもつ「祭器」を現代の作家の手で解釈した「現代の祭器」を目指した作品を出品します。デザインに精通し、ねじれや鋭利な波形など従来のうつわの概念を超えた斬新な造形が特徴の吉村さんの作品が、祭器というハレの器になることにより新たな姿を見られることでしょう。
是非ご高覧ください。
 
 
*5月18日(金)20時からサロンにてアートを語る会(アーティストトーク)を行ないます。
*作家在廊予定日:5月1日 – 5月6日、毎週土・日曜日の予定
展覧会情報、作品画像等は大黒屋Blogにて更新しております。
プレスリリース
 
 


 
 
 
【略歴】
1938年 大阪市に生まれる

1965年 桑沢デザイン研究所第二部修了

1968年 日本陶芸倶楽部(東京)にて陶芸を始める

1975年 茨城県笠間市に「なずな工房」開設

1993年「現代陶芸うつわ考」埼玉県立近代美術館

2013年「素白と玄黒」8/ART GALLERY/Tomio Koyama Gallery(東京)
ほか個展・グループ展多数

【パブリックコレクション】
1987年 クリーブランド美術館
1992年 大英博物館