季節の刻
中村 功 展 拝宮和紙
板室温泉大黒屋では 2019年6月1日から6月29日まで、「拝宮和紙 中村功展」を開催いたします。 標高約600メートル、四国の南東部を流れる那賀川の支流に沿って徳島県那賀町拝宮という自然豊かな山里で「拝宮和紙」の伝統を守りながら制作を続けている中村功さん。和紙の原料となる楮から自身で育て、拝宮の地を流れる上質な水を使い、化学薬品や機械は一切使わず、一枚一枚昔ながらの技法で作っていらっしゃいます。
和紙の原料は、楮、三椏、雁皮の3種類の植物がありますが、中村さんの漉く和紙は、100%楮を原料としています。その楮だけでも20数種類あると言われ、拝宮では赤楮(アカソ)が多く、繊維が短く光沢があり、滑らかでツヤのある紙に仕上がるのが特徴的です。
本展では伝統的な和紙、原紙、障子紙、大紙や、普段の生活にも使いやすい、便箋、封筒、懐紙、一閑張の花器、敷板、ライトスタンドなどを展示販売いたします。また、本展では楮の皮など素材自体を大胆に活用した平面作品など、手漉き和紙ならではなのダイナミックな作品群もご覧いただけます。この機会にぜひお越しください。
*6/5、6、18、19、20 は休館日のためお休みです。
*プレスリリース
*展覧会情報、作品画像等は大黒屋Blog、にて更新しております。